2022年11月11日に公開された新海誠監督の最新作『すずめの戸締まり』。
劇中では、12年前=すずめが4歳の時点で、すずめの母親「椿芽(つばめ)」はシングルマザーになっていましたね。
そこで本記事では、
- すずめの父親は誰なのか、どんな人なのか
- 12年前の震災後に孤児となったすずめをなぜ父親は引き取りに来なかったのか
といった疑問について考察してみました。
すずめの父親は誰? どんな人?
劇場版でも小説版でも描写がないため、すずめの父親が誰なのかは不明
劇場版|父親についての描写なし
劇中では、父親は誰なのか、どんな人なのか、生きているのか、といった描写は一切ありません。
東北の岩手県にあったすずめの実家は、2階建ての一軒家。
DIY(すずめの椅子作り)が十分にできる程度の広い庭もあり、母と娘の二人暮らしにしては大きめの家です。
もともとはすずめの父親も一緒に住んでいた可能性もありますが、そのあたりの描写もありませんでした。
すずめの母親「椿芽」が椅子を作ってくれる回想シーンでも、登場するのは母とすずめだけ。
また、すずめの叔母「環」も、すずめの父親について言及することはありませんでした。
小説版|最初から母子家庭だった=父親はそもそもいない?
小説版には「最初から母子家庭だった」という一文があります。
私は自分に父親がいないことを寂しいと思ったことなんて一度もなかったけれど(私たちは最初から母子家庭だった)
出典:小説 すずめの戸締まり
おそらく、すずめが生まれた時から父親はいなかったのではないでしょうか。
だからすずめには父親の記憶がなく、そういうものだと考えて寂しさもあまり感じなかったのでは。
さらに母親の椿芽からも父親のことを聞かされていない可能性が高いですね。
すずめの父親はなぜ12年前にすずめを引き取らなかったのか
12年前の震災が起こった時、すずめの母「椿芽」は勤務先の病院にいて、すずめ自身は保育園にいました。
すずめは近所の小学校へ避難し、そこで10日ほど過ごした後、叔母の環に引き取られます。
なぜ、叔母の環が九州からやってくるまでの10日間、誰もすずめを引き取りに来なかったのか?
その理由について考察してみます。
すずめとは完全に縁が切れて疎遠になっている説
すずめの母親「椿芽」は、そもそも結婚せず、ひとりきりですずめを産んだのかもしれません。
父親とはその時点ですでに縁が切れている可能性があります。
すずめが父親とも父方の祖父母とも縁がなく、そのため叔母の環以外誰も引き取りにこなかったのではないでしょうか。
すずめが生まれる前に父親は亡くなっている説
小説版では「すずめの家は最初から母子家庭だった」とだけ書いてあり、父親が生きているのかどうかはっきりしていません。
もしかすると、すずめが生まれる前に父親は亡くなっている可能性があります。
父方の祖父母とも疎遠もしくは死別になっているのかも。
まとめ
すずめの戸締まりは、すずめと母、そして叔母との関係が深く描かれています。
しかし、それ以外の家族の描写がほとんど出てきません。
小説版が発売され、劇場版も公開された今、すずめの家庭環境についてこれ以上の詳しい情報はもう出てきそうにありませんが、色々と気になるところではありますね。
以上、すずめの父親についての考察でした。
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