カチカチに固まった砂糖をガリガリと削るのが面倒…
固まらないようにする保存容器はないのかな?
そんな人におすすめの保存容器「パラパラ砂糖ポット」のレビューです。
そもそも、砂糖はなぜ保存中に固まる?
砂糖は「乾燥」すると、固まってしまいます。
乾燥すると砂糖の水分がなくなり、砂糖同士がくっついてしまう(結晶化してしてしまう)からですね。
もう少し詳しく解説すると、次の通り。
砂糖の白い結晶はもともと固まりやすい(結晶化)しやすい性質を持っている。
その対策として、砂糖(一般的な上白糖)は製造される時、最後に転化糖というもので表面をコーティングして固まるのを防ぐ。
しかし、乾燥した状態で砂糖を保存していると、そのうち転化糖の水分がなくなり結晶化、砂糖同士がくっついて固まってしまう。
だから、砂糖をパラパラな状態に保つためには
「湿度を保つ」ことが必要となってくるわけです。
今回レビューする「パラパラ砂糖ポット」は、容器内の湿度を保つことができるため、砂糖を固まらずに保存できる、というシロモノです。
砂糖が固まらない素焼きの保存容器「パラパラ砂糖ポット」レビュー
パラパラ砂糖ポットとは
内容品 | 砂糖ポット、ふた、スプーン |
容量 | 300ml |
メーカー | 株式会社イシガキ産業(三重県の会社) ※日本で企画・デザイン→中国で製造 |
特徴 | 保存した砂糖が固まるのを防いでくれる |
サイズ
「パラパラ砂糖ポット」のサイズは次の通り。(おおよそ)
スプーンをフタに挿すとかなり上に飛び出ます。
高さがあまりない棚に収納する予定なら、砂糖ポットを購入する前に棚のサイズを測っておきましょう。
パッケージ
パッケージの箱はこんな感じです。
内容は3つ(ポット、フタ、スプーン)
- ポット
- ふた
- スプーン
全て陶器(素焼き)で出来ています。
箱の中ではそれぞれ段ボールの仕切りがされていたので「開封したらすでに割れていた…」なんてことはめったにないかと。
ポットの内側に釉薬が塗ってあり、ツルツルとした質感です。
一方、ポットの外側は素焼きの質感そのままに、ざらざらとしていますね。
スプーンはこんな感じ。
結構深めの形をしています。
フタ部分にスプーンを挿して保管することができます。
フタはぴったり閉まるというより、ポットの上に置くイメージです。
というのも、ポットの内径よりもフタのリング部分が小さめになっているから。
砂糖を入れてみる|実際どれくらい入るのか
砂糖(上白糖)を入れてみます。
500gの砂糖の袋のうち、半分ぐらい入れるとポット一杯になりました。
ポットの容量は「300ml」と記載されていましたが、実際に余裕を持って入れるとすると250ml(250g)程度が限界ですね。
その他のレビュー|メリット
なんと言っても砂糖が固まらない
最大の特徴である「砂糖が固まらない」をしっかり実現してくれています。
もうスプーンで「ガリガリ」と砂糖を崩す必要がないのはありがたい。
「パラパラ砂糖ポット」のパッケージに断面イメージがありました。
内側に釉薬が塗ってあり、適度に保湿することで砂糖が固まるのを防ぐ、というメカニズムのようですね。
密閉性を考えると、普通のプラスチックの容器の方が空気の通り道がない分、しっかり密閉されていて保湿ができる、と思ってしまいますが、実際はそうではないですよね。
いつの間にか砂糖が固まってしまいます。
砂糖を固まらせないためには、素焼き+釉薬という組み合わせが大事なのでしょう。
所有欲が刺激されるデザイン
単なる砂糖の保存容器というわけではなく、デザインが良いので所有欲を満たしてくれます。
素焼きの質感やポットのベージュ色+フタのブラウン色など、ナチュラルな雰囲気になっているため、キッチンに置いてあるだけでなんだか優しい気持ちになりますね。
その他のレビュー|デメリット
ポットとフタの接点がざらざらしている
ポットの内側には釉薬が塗ってありツルツルとした質感ですが、ふちから外側にかけては素焼きのままのため、ざらざらとしています。
フタの裏側も同じくざらざらしているため、フタを閉める時に「ザリザリ」といった感触+音がします。
人によっては不快に感じるかもしれません。
取り扱いに気をつける必要がある
陶器の素焼きポットのため、砂糖を中に入れてなくても、そこそこの重さがあります。
当然ですが砂糖を入れるとさらに重くなります。
ポット自体に取っ手がないため、持ち上げる時には側面をつかむことになるのですが、しっかり持っておかないと取り落としてしまう危険性があります。
陶器なので、硬い床に落とすと(たぶん)一発で割れてしまうはず。
「パラパラ砂糖ポット」レビューまとめ
砂糖を取り出すたびに「ガリガリ」と削る手間がなくなったのは地味に便利です。
ただし小さめの容器なので、毎日の料理などで砂糖をたくさん使う場合は、砂糖を追加する手間があるかもしれません。
家族世帯向けというよりは、
- 砂糖をコーヒー・紅茶などにしか使わない
- 一人暮らしなので砂糖の消費量が少ない
といった場合におすすめできる砂糖ポットですね。
以上、
砂糖が固まるのを防止してくれる保存容器「パラパラ砂糖ポット」のレビューでした。