2007年のイギリスのタレント発掘オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』にて優勝し、一躍有名になったオペラ歌手「ポール・ポッツ」。
2022年現在、何をしているのか、ちょこっと調べてみました。
1970年10月13日、イギリス生まれ。
携帯電話のセールスマンをしながら、2007年にチャレンジした英国の人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」に出演。
最初は冴えない風貌で期待されていない雰囲気だったが、オペラを披露すると、会場の空気が一変。
観客や審査員を驚かせ、そのまま優勝。一躍有名になる。
デビュー・アルバム『ワン・チャンス』は、全世界で400万枚の大ベストセラーを記録。
YouTubeでもオーディション番組の動画が人気になり、日本でもテレビ番組で報道され、有名になる。
ポールポッツは現在何をしているのか?今は何歳?
2022年現在、単独コンサートなど目立った活動は特になし
ポールポッツの日本公式サイトや、本人ツイッターなどを確認したところ、2022年現在、単独コンサートなど目立った活動は特にありませんでした。
ここ数年の活動は以下の通り。
- 2017年にアルバム「オン・ステージ」を発表。
- 2019年10月1日 来日し、東京オペラシティ コンサートホールにて公演を行う。
- 2020年になり、世界的なコロナ危機でコンサートなどが中止になる中、ポールポッツはYouTubeの公式チャンネル「paulpottstv」で自宅から多数の歌唱動画をアップ。
2022年現在は、52歳
ポールポッツは1970年10月13日生まれ。
2022年現在は、52歳です。
ポールポッツがオーディション番組に出たときは何歳だった?
2007年3月にオーディション番組に出演したとき、ポールポッツは36歳でした。
子供の頃からオペラ歌手を夢見つつ、活動を続けていたポールポッツ。
しかし度重なる挫折、そして怪我により、妻の反対も押し切って歌のレッスンを辞め、所属していたアマチュアのオペラ劇団も退団しました。
そして生活のため、ヨーロッパ有数の携帯電話会社の販売店であるCarphone Warehouseのセールスマンをしていたとき、アマチュアのためのオーディション番組が始まることを知りました。
歌からは長らく遠ざかっていましたが、奥さんの後押しもあり、出場を決意。
これで駄目なら歌は諦める覚悟で臨んでいたとのこと。
ポールポッツがオペラを披露したオーディション番組は何?
ポールポッツがオペラを披露したオーディション番組は、
イギリスで放送されているタレント発掘オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』です。
2007年から始まり、2022年現在も放送されています。
ポールポッツが出場し優勝したのは、2007年6月の第1シーズンのオーディション。
そう、ポール・ポッツは『ブリテンズ・ゴット・タレント』の初代チャンピオンなのです。
『ブリテンズ・ゴット・タレント』とは
アメリカNBCのアメリカズ・ゴット・タレントを逆輸入した番組。
老若男女問わず歌手だけでなく、ダンサー、マジシャン、コメディアンなど様々なジャンルのパフォーマーが賞金をかけてオーディションを行なう。
余談|2009年のブリテンズ・ゴット・タレントでは「スーザン・ボイル」が準優勝
ちなみに、2009年第3シーズンのオーディションでは、日本でも有名になった女性歌手「スーザン・ボイル」が準優勝しています。
「スーザン・ボイル」もポール・ポッツと同じく、
華やかとは言えない風貌の人物が、歌によって有名になり、夢を掴んだ成功ストーリー
という共通点があったため、ポール・ポッツの時のように日本でもテレビ番組で報道されました。
2009年には、大晦日の『第60回NHK紅白歌合戦』にゲストとして初来日で出演し「夢やぶれて」を歌いました。
ポールポッツがオーディション番組で歌ったオペラの曲は何?
ポールポッツがオーディション番組で歌った曲は、オペラ「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」です。
「誰も寝てはならぬ」とは
ジャコモ・プッチーニ作曲の歌劇『トゥーランドット』のアリア。
アリアとは、オペラで、オーケストラの伴奏で独唱する叙情的な曲のこと。
世界的には歌い始めの歌詞から『Nessun dorma』の題で親しまれています。日本においては「Nessun dorma」を和訳した『誰も寝てはならぬ』の名称が有名。
「誰も寝てはならぬ」が世界的に有名になるきっかけを作った人物として、ルチアーノ・パヴァロッティ歌い手として知られています。
「誰も寝てはならぬ」は、本来はテノールのためのアリアですが、サラ・ブライトマンなどの女性歌手による歌唱もあります。
ちなみにサラ・ブライトマンと言えば「Time To Say Goodbye」が有名ですね。
ポールポッツのアルバム一覧
ポールポッツのこれまでの音楽アルバム一覧です。
- ワン・チャンス(2007年)
- パッシオーネ〜燃ゆる想い(2009年)
- ニュー・シネマ・パラダイス〜ベスト・ムービー・ソングス(2010年)
- 誰も寝てはならぬ〜グレイテスト・ヒッツ(2014年)
- オン・ステージ(2017年)
2017年のアルバム発売から5年経っていますから、今年〜来年にかけて新作アルバムが発売されるかもしれませんね。
ポールポッツの半生を描いた映画「ワンチャンス」
2013年に、ポールポッツの半生を描いた映画「ワンチャンス」が公開されました。(日本での公開は2014年)
ウェールズに住むポール・ポッツは幼いころからいじめられっ子だったが、歌だけは得意で夢はオペラ歌手になること。
ガールフレンドのジュルズに背中を押されて夢を叶えるためヴェネツィアに留学したが、憧れのパヴァロッティに自信のなさを指摘され、「君は一生歌手になるのは無理」と酷評されてしまう。
失意の帰国後はジュルズと結婚し、アマチュア劇団の舞台に立つなど幸せを掴んだかに思われたが、その後は一転して病気や交通事故など不幸が連続し、治療のための借金も抱えてどん底に陥ってしまう。
そんな時、偶然インターネットでテレビのオーディション番組の出演者募集広告を見たポールは、これが最後のチャンスと応募し、妻ジュルズの励ましを受けて番組の舞台に立つ。
出典:ウィキペディア
映画「ワンチャンス」の感想
じつは、本記事を書いたきっかけは、この映画を見て感動したから。
最初に予告動画を見た時はフィクションだと思っていたので「よくある成功ストーリーだな、微妙かも」という感じだったのですが、
ポールポッツという名前と、オーディション番組というキーワード、そして実話ということで「ああ!あの人か!」とピンと来まして、視聴を決めた次第です。
実際に見た結果、こうして記事を書いてしまうほど感動しましたね。
YouTubeなどでポールポッツのオーディション動画を見たことがある人なら、この映画はきっと面白く感じるのではないかと。
以上、ポールポッツの現在と、その他情報のご紹介でした。
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