- 漫画版を読みたいけど、2種類あって迷う
- どこが違うのか知りたい
- どっちを選べばいいのか教えてほしい
この記事は『薬屋のひとりごと』の小説と漫画をすべて読んだ上で書きました。
・web版の小説(なろう版)
・書籍版の小説
・ビッグガンガン版の漫画
・サンデーGX版の漫画
既読者の視点で、2つの漫画の細かい違いまで比較しています。
結論としては、2種類の漫画はそれぞれこんな人におすすめ。
ビッグガンガン版の漫画『薬屋のひとりごと』
こんな人におすすめ
- キャラクターの魅力(可愛さ/かっこよさ)を楽しみたい人
- ミステリー要素よりラブコメ要素が好みの人
- きれいな表紙を見て興味を持った人
- 原作小説を(全部もしくは途中まで)読んだことがある人
サンデーGX版の漫画『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』
こんな人におすすめ
- サクサク進むストーリー展開を楽しみたい人
- ラブコメ要素よりミステリー要素が好みの人
- 中華風のリアルな世界観を味わいたい人
- 原作小説を読んだことがない人
おすすめの理由となるそれぞれの違いを、これから詳しくご紹介していきますね。
- ストーリー展開の違い
- 作画・絵の違い
- 構成・演出の違い
『薬屋のひとりごと』とは
『薬屋のひとりごと』は、日向夏さんによるミステリー&ラブコメ小説。(ライトノベル)
2011年から小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されており、さらに「書籍版」や「2種類の漫画版」も発行されています。
小説家になろう(web版) | 連載中 |
書籍(文庫本) | 既巻12巻 |
漫画(ビッグガンガン版) | 既巻9巻 |
漫画(サンデーGX版) | 既巻12巻 |
小説・漫画を含めたシリーズ累計発行部数は、なんと1500万部以上を売上げています。
まだアニメ化もされていないのに、とんでもない人気コンテンツです。
小説・漫画それぞれが発行される流れとしては
- web版が加筆修正され、書籍版の小説が発行される
- 書籍版の小説を元にして、漫画版(ビッグガンガン/サンデーGX)が発行される
といった感じです。
2種類の漫画の基本情報はこちら↓
月刊ビッグガンガン版「薬屋のひとりごと」
原作 | 日向夏 |
キャラクター原案 | しのとうこ |
作画 | ねこクラゲ |
出版社 | スクウェア・エニックス |
既巻 | 発売日 |
---|---|
1巻 | 2017年9月25日 |
2巻 | 2018年2月24日 |
3巻 | 2018年7月25日 |
4巻 | 2019年2月25日 |
5巻 | 2019年7月25日 |
6巻 | 2020年3月25日 |
7巻 | 2020年11月25日 |
8巻 | 2021年5月25日 |
9巻 | 2021年11月25日 |
月刊サンデーGX版「薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜」
原作 | 日向夏 |
キャラクター原案 | しのとうこ |
作画 | 倉田三ノ路 |
出版社 | 小学館 |
既巻 | 発売日 |
---|---|
1巻 | 2018年2月24日 |
2巻 | 2018年7月19日 |
3巻 | 2018年9月19日 |
4巻 | 2019年2月19日 |
5巻 | 2019年6月19日 |
6巻 | 2019年11月19日 |
7巻 | 2020年2月19日 |
8巻 | 2020年6月19日 |
9巻 | 2020年10月16日 |
10巻 | 2021年2月19日 |
11巻 | 2021年6月18日 |
12巻 | 2021年10月19日 |
あらすじ・見どころ
舞台となるのは、中世の中国を思わせるような架空の帝国。
帝が多数の妃を囲っている「後宮」で働いている少女『猫猫(マオマオ)』が、巻き起こるさまざまな事件の謎を薬学の専門知識で解決していきます。
さらに、後宮の管理職をしている美形の宦官?『壬氏(ジンシ)』とのラブコメ要素も見どころ。
ストーリーが進むにつれて、主人公『猫猫』を取り巻く環境が目まぐるしく変わっていき、多くの謎を抱える『壬氏』との関係も変わっていきます。
宦官と、少女のラブコメ?
という疑問が湧くかもしれませんが、
『お前、本当は女だったのか!』みたいなラブコメ作品と男女逆のシチュエーション
と言えばなんとなく分かるのではないでしょうか。
『薬屋のひとりごと』2種類の漫画の違い
さてここからは、2種類の漫画
- ビッグガンガン版「薬屋のひとりごと」
- サンデーGX版「薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜」
それぞれの違いを紹介していきます。
ビッグガンガン版 | サンデーGX版 | |
原作 | 日向夏 | 日向夏 |
キャラ原案 | しのとうこ | しのとうこ |
作画 | ねこクラゲ | 倉田三ノ路 |
構成 | 七緒一綺 | – |
出版社 | スクウェア・エニックス | 小学館 |
既巻 | 9巻 | 12巻 |
それぞれの公式PVもありますので、動画でも比較してみてください。
ビッグガンガン版
サンデーGX版
ストーリー展開の違い
ビッグガンガン版 | サンデーGX版 |
ストーリーの流れはほとんど同じ
どちらも「書籍版の小説」を原作として描かれているため、ストーリーの流れはほとんど同じです。
ただし、以下の2点が違います。
- 原作未読者へのわかりやすさ(若干の違い)
- ストーリーが進む早さ
原作未読者へのわかりやすさ
ビッグガンガン版 | サンデーGX版 |
原作未読でも わかりやすい | 原作未読でも とてもわかりやすい |
まず言っておくと、どちらの漫画も、原作を読んでなくてもわかりやすい(面白い)です。
ただ、あえて比べてみると、サンデーGX版のほうが「どうしてそんな展開になったのか」が若干わかりやすいかな、と感じました。
例えば、壬氏(ジンシ)が「文書を届けた謎の人物=猫猫を探し出す」シーン。(第1話)
このシーンの流れはこんな感じ↓
壬氏が持っている情報は、探している人物が「そばかすがあり、文字の読み書きができる下女」ということ。
そこで壬氏は、まず「そばかすがある下女だけ」を部屋に呼び出します。
主人公の「猫猫」も呼び出されました。
サンデーGX版
ビッグガンガン版
そして壬氏は、下女たちに向かって【そばかすの女、お前は居残りだ】と書いた紙を見せつつ、「解散だ」と言います。
当然、文字が読めない下女たちは「解散」に反応して帰ろうとするのですが、
猫猫は文字が読めるので【居残り】に反応してしまい、行動が遅れます。
サンデーGX版
ビッグガンガン版
それを見て壬氏は「探している人物=猫猫」だと判断するのでした。
このシーンのポイントは「そばかすがある下女だけを呼び出した」というところ。
サンデーGX版の漫画には
- 「どの下女にもそばかすがあること」がわかりやすい作画
- 猫猫の「何だか似たような顔が多いような…」というセリフ
という表現があるため「そばかすがある下女だけを呼び出した」ことが伝わりやすいです。
いっぽう、
ビッグガンガン版の漫画だと、このシーンの「そばかす」の表現は控えめです。
そのためビッグガンガン版は、読む人によっては「単純に下女たちを集めて、文字が読める人をあぶり出した」とも読めてしまうかも、と感じました。
※ストーリーを楽しむ上では、全く問題にならないです。
「原作既読の人だけ気づくような細かい違いがごく稀にある」というだけですので、原作未読の人はご安心ください。
ストーリーが進む早さ
ビッグガンガン版 | サンデーGX版 |
情景描写が多く ややじっくり進む | ストーリーメインで サクサク進む |
「ストーリーの進み具合」については、サンデーGX版の方がテンポが早く、サクサク進んでいきます。
細かな情景描写はそこそこに、軸となるストーリー展開をメインに描いているからですね。
いっぽうビッグガンガン版は、軸となるストーリー展開をメインにしている点は一緒ですが、細かな情景描写もしっかりめに描いています。
例えば、猫猫が壬氏から「媚薬を作ってくれないか」と依頼され、それを受けるシーン。
後宮にきてから長いこと薬を作る機会がなかった猫猫が、壬氏の目的に疑問を持ちながらも「久しぶりに薬が作れる!」と内心よろこぶ場面です。
サンデーGX版とビッグガンガン版を比べてみると、
サンデーGX版
壬氏「媚薬を作ってくれないか?」
猫猫は一瞬だけ面食らうが、すぐに期待のこもった表情で考え始める。
(何のために作る……?)
(いやそんなことどうでもいい!)
(久しぶりに薬が作れる!)
「時間と材料と道具、それさえあれば」
使用ページ数:約1.8ページ
ビッグガンガン版
壬氏「媚薬を作ってくれないか?」
「!」
猫猫が静かに驚き、無言で壬氏の様子を伺う。
(食べろと言ったり作れと言ったり…一体どういう)
(いや、でも。)
(作るということは、調薬!)
脳内で楽しげな調薬風景を思い浮かべ、妄想に入り始めた猫猫。
ハッと現実に戻り、壬氏へ向き直る。
猫猫(この男がソレをどう使うかは知らないが)
猫猫は、自信に満ちた表情で返答する。
「時間と材料と道具さえあれば、準ずるものなら作れます」
使用ページ数:約3.6ページ
このように、同じ場面でも使用するページ数が大きく違うことがあります。
実はこの場面、原作小説ではわずか6〜7行程度で終わる内容なので、あっさりとした描写のサンデーGX版の方が原作に忠実なのです。
ビッグガンガン版は、コミカライズするにあたって情景描写を増やしているわけですね。
そのぶん、ストーリー展開を描いたページが少し減るため、進み具合はサンデーGX版よりもやや遅めです。
※ストーリーが進む早さに関しては、どっちが良い悪いということはないです。
サクサク展開するストーリーを楽しむか、情景描写によるキャラクターの魅力を楽しむか、好みの問題ですね。
原作未読者へのわかりやすさ
サンデーGX版:原作未読でも非常にわかりやすい
ビッグガンガン版:原作未読でもわかりやすいが、ごくまれに理解しにくいシーンがある
ストーリーが進む早さ
サンデーGX版:「ストーリー展開>細かな情景描写」という感じで、テンポが早くサクサク進む
ビッグガンガン版:「ストーリー展開<細かな情景描写」という感じで、ややじっくりめに進む
作画・絵の違い
作画の違いをものすごくざっくりと比較すると、
ビッグガンガン版は少女漫画っぽいタッチで、サンデーGX版は少年漫画っぽいタッチ、といった印象です。
表紙デザインを比較
まずはなんと言っても表紙デザインが違います。
ビッグガンガン版
表紙キャラクターは、どの巻も主人公の「猫猫」だけ描かれていますね。
それから巻ごとのメインカラーがはっきりしていて、色づかいがとても鮮やかです。
サンデーGX版
表紙キャラクターは「猫猫だけ」もしくは「猫猫+もう1人」となっています。
巻ごとのメインカラーはあるものの、どちらかというとカラフルといった感じです。
好みの問題なので一概には言えないですが、個人的には、ビッグガンガン版の方をオススメします。
どれも主人公「猫猫」の可愛らしさと美人さが表現されており、各カラーで色分けされた衣装と背景もすごくいい感じ。
タイトルロゴも1巻以外は同じ配置になっており、全巻を並べた時の統一感があります。
ジャケ買いするならビッグガンガン版ですね。
もちろん、マンガ本編も表紙と同じく繊細できれいな作画です。
マンガ本編の作画を比較
ビッグガンガン版 | サンデーGX版 |
少女漫画っぽい | 少年漫画っぽい |
キャラクターの魅力を重視 | リアルさ/世界観を重視 |
デフォルメが多い | デフォルメが少ない |
ビッグガンガン版
ビッグガンガン版は全体的に、少女漫画のような印象を受けます。
キャラクターの魅力が重視されている作画、という感じですね。
各キャラクターが個性的に描きわけられており、女性は「可愛らしく/美しく」、男性は「かっこよく/たくましく」なっています。
また、表情がとても豊かに描かれているのも特徴ですね。
とくに主人公の「猫猫」は、百面相とも言えるほどにたくさんの表情があり、見ていて楽しいです。
それから、シーン別の緩急がはっきりしている、という特徴もあります。
シリアスな場面では力強い作画になったり、コミカルな場面ではデフォルメが効いた作画になったりします。
ネコのようになった猫猫が出てくることも。
サンデーGX版
サンデーGX版は全体的に、少年漫画のような印象を受けます。
リアルさ・世界観が重視されている作画、という感じですね。
キャラクターの描きわけや衣装などはややシンプルなのですが、舞台となる後宮の背景描写がしっかりと描かれています。
劇中に出てくる文字も中国語で書かれており、中華風の世界をイメージしやすいため、キャラクターたちがどんな世界で生きているのか伝わってきます。
作画担当の「倉田三ノ路」さんは中国の歴史や文化に詳しく、中華ものの作品を多く手掛けています。
そしてキャラクターの表情は、実際にできそうな表情と言えばいいのでしょうか、過度にデフォルメしないリアル寄りの表情になっています。
「ドラマ化される漫画の原作」としてそのまま使えそうな感じ。
キャラクターの個性的な魅力や豊かな表情を楽しむなら、ビッグガンガン版
ストーリー展開を補完するリアルな世界観を楽しむなら、サンデーGX版
構成・演出の違い
先の「ストーリー展開の違い」でも少し触れましたが、
ビッグガンガン版とサンデーGX版の「構成・演出の違い」としては
- 原作小説からカットしたり加えたりする部分が違う
- キャラクターの心理描写の仕方が違う
- シーンの順番やコマ割りが違う
といったものがあります。
ビッグガンガン版の構成・演出
ビッグガンガン版は、とにかく「キャラクターの魅力」を引き出す表現に長けています。
作画担当の「ねこクラゲ」さんによる、
- 繊細なイラスト
- 個性的なキャラの描きわけ
- とても豊かなキャラの表情
そして、構成担当「七緒一綺」さんによる、
- 場面ごとに緩急がつけられた構成
- ページ数を割いたキャラの情景描写
- ダイナミックなコマ割り
などによって、キャラクターが生き生きと描かれており、どのキャラも好きになれる要素が満載です。
漫画における構成とは
プロット・ネーム・コマ割りといった作業にて、ストーリーをより分かりやすくした上で面白く伝えること。
原作者の日向夏さんは、ビッグガンガン版の漫画に対してこんなコメントをしていました↓
構成は、二次創作で鍛えた作品の噛み砕きかたの上手さが光る七緒一綺先生。私がここ重要って思ったところを大ゴマ使ってくれる。
原作者『日向夏』さんのTwitterより
作画は、ネコだいすきねこクラゲ先生。絵が上手い。キャラのかきわけ、背景のこだわり、キャラの表情がすごい。
原作者『日向夏』さんのTwitterより
サンデーGX版の構成・演出
サンデーGX版は、原作小説を忠実にコミカライズしつつ、漫画としてテンポよく進むように描かれています。
コミカライズにあたって削るところは削りながらも、重要なシーンではセリフが加えられたり心理描写がしっかりしています。
キャラクターの行動理由なども過不足なく描かれているので、小説のコミカライズにありがちな「はしょった」感がありません。
それから、何といいますか、主人公の「猫猫」がより人間味のあるキャラクターになっており、感情移入がしやすいです。
猫猫に共感しながら、一緒にミステリーを解決していく楽しみ方もできますね。
ビッグガンガン版の猫猫には人間味がなく感情移入できない、ということではありません。
そちらは人間味というかネコ味?があります。「見ていて飽きない可愛らしいネコ」という感じ。
原作者の日向夏さんは、サンデーGX版の漫画に対してこんなコメントをしていました↓
作画は倉田三ノ路先生。こちらはマンガが上手い。よく私の下手な日本語をコマワリに綺麗に落とし込める。また、補足エピソードを綺麗に入れてくれる。
原作者『日向夏』さんのTwitterより
価格の違い
最後は、微妙に気になる価格の違いです。
ビッグガンガン版 | サンデーGX版 | |
1巻 | 660円 | 605円 |
2巻 | 660円 | 605円 |
3巻 | 660円 | 605円 |
4巻 | 660円 | 605円 |
5巻 | 660円 | 660円 |
6巻 | 660円 | 660円 |
7巻 | 660円 | 660円 |
8巻 | 660円 | 660円 |
9巻 | 660円 | 660円 |
10巻 | – | 660円 |
11巻 | – | 660円 |
12巻 | – | 660円 |
1巻から4巻までは55円の価格差がありましたが、5巻以降はどちらも660円となっています。
2つの漫画の「1巻〜12巻」の合計金額を比較
ビッグガンガン版 | サンデーGX版 |
7920円 | 7700円 |
ほとんど価格差はありませんね。好きな方を選びましょう。
『薬屋のひとりごと』漫画の違いまとめ
ビッグガンガン版 | サンデーGX版 | |
原作 | 日向夏 | 日向夏 |
キャラ原案 | しのとうこ | しのとうこ |
作画 | ねこクラゲ | 倉田三ノ路 |
構成 | 七緒一綺 | – |
出版社 | スクウェア・エニックス | 小学館 |
既巻 | 9巻 | 12巻 |
展開のわかりやすさ | 原作未読でもわかりやすい | 原作未読でもとてもわかりやすい |
ストーリーが進む早さ | ややじっくりめに進む | テンポが早くサクサク進む |
細かな情景描写 | 情景描写:多い 〜 普通 | 情景描写:普通 〜 少なめ |
作画のタッチ | 少女漫画っぽいタッチ | 少年漫画っぽいタッチ |
キャラの描きわけ | 個性的・特徴的な描きわけ | シンプルな描きわけ |
キャラの表情・描写 | より漫画的な表情 デフォルメが多い | リアル寄りの表情 デフォルメは少なめ |
背景の書き込み | 中華な世界観が伝わる背景 | キャラを引き立てる繊細な背景 |
『薬屋のひとりごと』の2種類の漫画版は両方とも、
- ストーリー展開の面白さ
- キャラクターの魅力
それぞれが上手く引き出されており、どちらもコミカライズ大成功だと言えます。
ですがあえて評価するなら、
ビッグガンガン版
キャラがとにかく魅力的で、ストーリーも面白い
サンデーGX版
ストーリーがとにかく面白くて、キャラも魅力的
言葉としてはそれぞれ逆転するだけですが、このニュアンス、伝わるでしょうか?
優先度というか、強く印象に残るところが違う、という感じですね。
ビッグガンガン版、サンデーGX版、どちらも読んで損はない面白さですので、この機会に1話だけでも試し読みしてみると良いですよ。
『薬屋のひとりごと』どっちの漫画がおすすめ?
ビッグガンガン版はこんな人におすすめ
ビッグガンガン版の漫画『薬屋のひとりごと』
こんな人におすすめ
- キャラクターの魅力(可愛さ/かっこよさ)を楽しみたい人
- ミステリー要素よりラブコメ要素が好みの人
- きれいな表紙を見て興味を持った人
- 原作小説を(全部もしくは途中まで)読んだことがある人
サンデーGX版はこんな人におすすめ
サンデーGX版の漫画『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』
こんな人におすすめ
- サクサク進むストーリー展開を楽しみたい人
- ラブコメ要素よりミステリー要素が好みの人
- 中華風のリアルな世界観を味わいたい人
- 原作小説を読んだことがない人
とくにおすすめ!キャラが魅力的な『ビッグガンガン版』
なんといっても、キャラクターをとても魅力的に表現する、圧倒的な情景描写。
それこそが最大のおすすめ理由です。
猫猫や壬氏をはじめとした『薬屋のひとりごと』のキャラクターたち。
その魅力をこれでもかと引き出した表現は、『ビッグガンガン版』だけのメリットだと思います。
サンデーGX版に比べて「ストーリー展開中の細かい説明が少ないこともある」というデメリットもあるにはあるのですが、それはあくまで原作既読者だけが気付くような些細な問題です。
全体のストーリーを楽しむ分にはまったく問題ありません。
小さなデメリットを補ってあまりある『ビッグガンガン版』の魅力的なキャラクター描写。
1話からグッと引き込まれますので、まずは無料で試し読みしてみましょう!
以上、『薬屋のひとりごと』漫画2種類の違いでした。