都会の少年と田舎の少女が入れ替わる映画『君の名は。』は、
最終的に興行収入250億円/観客動員数1,928万人という記録的な大ヒットとなりました。
本記事では、それだけの大ヒットとなった『君の名は。』は何が面白いのか、5つの魅力を紹介します。
『君の名は。』
あらすじ・予告編の動画
『君の名は。』
5つの面白い点・見どころ
新海誠監督らしい美麗なアニメーション
『君の名は。』を評価する時には外せない、アニメーション映像の美しさ。
なんと言っても圧倒的です。
『君の名は。』は、田舎に住む少女「みつは」と、都会に住む少年「たき」の2人が主人公なので、映画のシーンが田舎へ都会へと入れ替わるのですが、そのどちらも映像が美しすぎる。
田舎の田んぼ道や、都会のビル群など、現実にもよくみられる風景でありながら、息を飲むような描写がされています。
「日本ってこんなにきれいだったのか」と感動せざるを得ません。
現実ではありえない描写なのに、本当にその風景が美しいものなのだと感じさせてしまう『君の名は。』の映像は、必見です。
予想外のストーリー展開でぐんぐん引き込まれる
『君の名は。』では、田舎に住む少女「みつは」と、都会に住む少年「たき」が入れ替わるところから始まり、そして地球に彗星が近づくところで物語が大きく動き始めます。
男女の入れ替わりによるギャップがコミカルに描かれている面白さはもちろんありますが、
それ以上に面白いのが、予想もできないストーリー展開です。
単なる入れ替わりのギャップを楽しむ作品ではなく、入れ替わりの謎や彗星との関係性、2人の未来はどうなってしまうのかなど、映画を観ていてずっとハラハラドキドキしっぱなしの作品なのです。
散りばめられた伏線の回収が素晴らしい
『君の名は。』のストーリーが進むにつれて、それまでに散りばめられていた伏線が回収されていきます。
その回収の仕方が素晴らしい。
「あれって伏線だったのか!」と、回収されて初めて伏線だったと気づくような仕掛けとなっており、それが予想外のストーリーとなって視聴者を何度も楽しませてくれます。
『君の名は。』の終盤のカタルシスはとくにヤバイと感じますね。
「ただ映像が美しいだけ」「ただ派手なだけ」と言った映画に飽きている人には、ぜひ観て欲しい映画です。
RADWIMPSの音楽が最高に合っている
『君の名は。』の音楽は、ロックバンドのRADWIMPSが全てを担当しています。
それがまた良いんです。
上で紹介した美しいアニメーション映像と、ストーリー展開にぴったり合った音楽・挿入歌が使用されており、とにかく気分が盛り上がります。
映画を観ながら鳥肌が立つ自分を感じた時、あなたはきっと「音楽のチカラは素晴らしい」と実感するはず。
ちなみに、新海誠監督がRADWIMPSのファンだったことから、『君の名は。』の音楽をRADWIMPSに依頼したらOKをもらったとのこと。
新海誠監督がRADWIMPSに容赦のない要求やダメ出しをして、その結果出来上がった音楽だという話ですから、映像と音楽のマッチ具合は尋常ではありません。
新海誠監督の過去作品の集大成とも言える傑作
新海誠監督は、『君の名は。』の前にも多くの映画作品を発表しています。
公開年 | 作品タイトル |
---|---|
2002年 | ほしのこえ |
2004年 | 雲のむこう、約束の場所 |
2007年 | 秒速5センチメートル |
2011年 | 星を追う子ども |
2013年 | 言の葉の庭 |
2016年 | 君の名は。 |
新海誠監督の作品は、最初の『ほしのこえ』の時から美しい映像でしたが、『君の名は。』になってさらに洗練された映像となっています。
東京のビル群の描写を観て「ああ・・・なんて美しい風景だろう」と感じさせるぐらい美しい、といえばわかりやすいでしょうか。
他の作家には出せない、新海誠監督だからこそ為せるワザだと思います。
また、映像だけではありません。『君の名は。』にあるような
- 遠く離れた男女という設定
- 生と死を考えさせられるストーリー展開
- 古典がモチーフながら現代的な作り
といったような点が、新海誠監督の過去作品にもあるんです。
映像・設定・ストーリーなどなど、過去作品からの集大成として『君の名は。』が出来上がったのだなと感じます。
『君の名は。』
面白い点・見どころまとめ
- 新海誠監督らしい美麗なアニメーション
- 予想外のストーリー展開でぐんぐん引き込まれる
- 散りばめられた伏線の回収が素晴らしい
- RADWIMPSの音楽が最高に合っている
- 新海誠監督の過去作品の集大成とも言える傑作
『君の名は。』はもちろん、新海誠ワールドと呼ばれるほど独自の魅力を持っている新海誠監督の映画。
興味がある人は過去作品もぜひ観てみてください。
以上、映画『君の名は。』は何が面白い?5つの見どころや魅力・あらすじを紹介でした。