一部の動画配信サービスで利用できる「倍速再生」という機能。
動画を倍速で見て面白いのか?という疑問が出てくるわけですが、実際どうなのでしょう?
いろいろな映画やドラマで倍速再生を試しているうちに、倍速再生の使いどころがわかりました。
結論
倍速再生の使いどころは、動画のジャンルによって変わります。
特に「心が動かされる動画」は、倍速再生の使いどころが難しいです。
「心が動かされる動画」とは、視聴していて次のような気持ちになるモノ。
- ドキドキ/ハラハラ(サスペンス・ホラー)
- ほっこり(ヒューマン・ドキュメンタリー)
- ドキドキ/ニヤニヤ(恋愛・ラブコメ)
- ゲラゲラ(コメディ・お笑い)
- ワクワク(多くのジャンルで当てはまる)
早くても1.8倍ぐらいに抑えておかないと
役者や声優の「感情が込められたセリフ」や、動画の中の「余韻に浸るための間」などが台無しになります。
倍速再生を使いこなす方法
映画やドラマを倍速で見る場合、最初は1.1倍〜1.4倍ぐらいにしておきましょう。
いきなり2倍速以上で見ると、映画やドラマのストーリー自体は理解できても、心が動かされません。
それじゃ何のために映画やドラマを見ているのかわかりませんね。
まずは通常の再生スピード(1倍速)とほとんど変わらない1.1倍〜1.4倍ぐらいから始めれば
「動画時間を短くしつつ、感動できるスピード」で視聴できます。
「まだスピードを上げても大丈夫そうだな」と思えば、その時にスピードアップすればいいのです。
たとえ2倍速に届かない倍速再生でも「動画時間の短縮」には、大きな効果がありますよ。
例えば120分の映画を1.5倍速で見た場合。
120÷1.5=80
つまり80分で見ることができます。
120分は、映画としては普通の長さです。
しかし「よし、映画を見よう」という一種の決意が必要になりますよね。
60分のドラマを見るときのような「気軽さ」はありません。
それが80分になればどうでしょうか。
映画としてはかなり短めの時間に感じるため 「短いから見てもいいか」と軽い気持ちで再生できますよね。
2倍以上の倍速再生に向かない動画ジャンル
次のような動画は、倍速スピードを速くしすぎると楽しめなくなるかも。
どのジャンルも「ドキドキ/ハラハラ/ワクワク」といった感情が出てくる動画です。
- 音楽ライブ・ミュージカル
- ヒューマンドラマ
- 動物や自然のドキュメンタリー
- ホラー
- 漫才・お笑いライブ
- コメディ
- ミステリー・サスペンス
2倍以上の倍速再生が向いている動画ジャンル
次のような動画なら、倍速スピードを速くしても問題ないかと。
「感動」よりも「情報」のために見る動画ですからね。
- ニュース番組
- 歴史・科学・事件などのドキュメンタリー
まとめ
映画やドラマを倍速で見る時は、最初は1.1倍〜1.4倍ぐらいにしておいて
「まだスピードを上げても大丈夫そうだな(感動できそうだな)」と思えば、徐々にスピードアップしていきましょう。
さすがに3倍速以上になると、どんな動画でもキツイと思いますが。
以上、
倍速再生の使いどころ|早送りが向いている動画、向かない動画とは
でした。